タエやはりダイナミックディスクが原因です。Windows 11のバージョン22H2および23H2のセットアップは、OSがダイナミックディスクにインストールされている環境では実行されません。
Windows 7以降、ダイナミックディスクへのOSインストールは可能でしたが、Windows 10以降この機能は非推奨扱いとなっています。 Windows 11 21H2までは問題なく動作していましたが、22H2からこの制限が適用されるようになりました。
解決策は以下のいずれかになります。
選択肢 1: 回避策 (非推奨)
21H2のISOに含まれるsetup.exeを使い、中身のインストールイメージ(install.wim)を22H2や23H2のものに差し替えて実行するという回避策が報告されています。ただし、これで成功する保証はなく、他の問題を引き起こす可能性もあります。
選択肢 2: ベーシックディスクへの変換 (推奨)
OSがインストールされているディスクをダイナミックからベーシックに変換します。作業前には必ずデータのバックアップを取ってください。
サードパーティ製ツールを使用する方法:データを失うことなく変換できるツール(例: EaseUS Partition Master, AOMEI Partition Assistantなど)があります。 これが最も安全で簡単な方法です。Windows標準ツールを使用する方法:Microsoft Learnのガイドにある通り、diskpartコマンドで変換できます。 ただし、この方法ではディスク上のすべてのボリューム(データ)を一度削除する必要があるため、事実上OSのクリーンインストールとなります。