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イベントID 56エラーとPCI Expressの致命的なハードウェアエラーによるフリーズの解決策

澪保

最近組んだPCで、起動後数秒から数時間でシステムがフリーズする問題に悩まされています。構成は以下の通りです。

CPU: i7-13700K
マザーボード: Z790 AERO G (BIOS: F9)
グラフィックボード: GIGABYTE RTX 4070 Ti
メモリ: Corsair CMK64GX5M2B5600C40 (2x32GB)
電源: Corsair 850w
OS: Windows 11 Pro 23H2

イベントビューアーには、主に2種類のエラーが記録されています。

1. 致命的なハードウェアエラー:コンポーネント: PCI Express Root Portエラーのソース: Advanced Error Reporting (PCI Express)プライマリバス:デバイス:関数: 0x0:0x1:0x0セカンダリバス:デバイス:関数: 0x0:0x0:0x0プライマリデバイス名:PCI\VEN_8086&DEV_A70D&SUBSYS_50001458&REV_01

2. イベントID 56 (ソース: Application Popup):説明: ソース Application Popup のイベント ID 56 の説明が見つかりません...イベントには次の情報が含まれていました:ACPI2

NVIDIAの最新ドライバーとWindows Updateが自動で適用したドライバーの両方を試しましたが、どちらの場合もクラッシュしました。グラフィックボードを取り外すとシステムは安定しますが、起動時のイベントID 56エラーは依然として発生します。クリーンブートやセーフモードでも同様にイベントID 56は記録されますが、フリーズはしません。

フリーズ後は強制シャットダウンが必要なためか、ダンプファイルは生成されません。このエラーを解決し、グラフィックボードを安定して使用するためのデバッグ方法や解決策はありますでしょうか？

かわたさくや

このエラーは通常、BIOSやドライバーの更新に関連しています。ドライバーの更新で解決しなかったとのことですので、以下の方法を試してみてください。

BIOSのアップデート:お使いのPCメーカーの公式サイトから最新版のBIOSをダウンロードし、適用してください。BIOSのアップデートはハードウェアの互換性を改善することがありますが、手順を誤るとシステムが起動しなくなるリスクも伴います。メーカーの指示に慎重に従ってください。

システムファイルチェッカーの実行:クリーンブートやセーフモードでもエラーが発生する場合、システムファイルが破損している可能性があります。以下のリンクを参考に、システムファイルチェッカーを実行してみてください。Windows でのシステムファイルチェッカーの使用 - Microsoft サポート

修復アップグレード:上記の方法で解決しない場合、Windows 11のISOイメージファイルを使用してインプレースアップグレード（修復インストール）を行うことを検討してください。個人ファイルやアプリに影響はありませんが、念のため重要なデータはバックアップすることをお勧めします。Windows 11 または Windows 10 をインプレースアップグレード (修復アップグレード) する方法

ハードウェアテスト:上記手順でイベントエラーが発生しなくなった場合、再度グラフィックボードを装着してみてください。その前に、可能であればグラフィックボードを別のPCでテストするか、別のグラフィックボードで試すなどして、ハードウェア自体に問題がないか切り分けることをお勧めします。

澪保

かわたさくや

ご回答ありがとうございます。

BIOSはベータ版を除き最新です。PCIエラーが根本原因だと考え、NVIDIAコントロールパネルの電源管理モードを「パフォーマンス最大化を優先」に変更したところ、ひとまず安定しました。ウェブブラウジングやファイル操作のような軽いタスクでも問題なく、ベンチマークも完走できています。

しかし、この設定の副作用として、アイドル時でもGPU温度が55℃前後まで上がり、ファンの音がかなり気になります。この設定以外に解決策はありますでしょうか？

また、イベントID 56はシステムが正常に動作するなら無視しても問題ないでしょうか？

かわたさくや

澪保

ご報告ありがとうございます。「パフォーマンス最大化」モードは、GPUを常に高パフォーマンス状態で動作させるため、低負荷時の不安定性を解消することがあります。その代償として消費電力と発熱が増加します。

GPU温度とファンの騒音については、以下の対策が考えられます。

より効率的な冷却装置への交換: GPUクーラーをより高性能なものに交換することで、冷却能力が向上します。PCケースのエアフロー改善: ケースファンを追加したり、よりエアフローの良いPCケースに変更したりして、ケース内の空気の流れを良くします。カスタムファンカーブの設定: 専用ユーティリティソフト（例: MSI Afterburner）を使い、GPU温度に応じたファンの回転数を細かく設定することで、アイドル時の静音性を高めることができます。

イベントID 56については、システムが安定して動作しているのであれば、現時点では無視しても差し支えないと考えられます。

澪保

かわたさくや

サポートありがとうございます。

「パフォーマンス最大化」設定で通常動作は安定したのですが、今度はPCのシャットダウン時に時々クラッシュ（フリーズ）する問題が新たに発生しました。再現性はなく、ランダムに発生します。

これは、低負荷時にGPUが自動的に電圧を下げる機能に関連する問題ではないかと推測しています。「パフォーマンス最大化」設定はその動作を抑制しますが、シャットダウンプロセス中はその設定が効かなくなり、フリーズが再発するのではないでしょうか。

NVIDIAコントロールパネルではなく、Windows側でGPUの電源状態を制御する方法はありますか？また、この問題についてさらにデバッグを進めるための手順はありますでしょうか？

かわたさくや

澪保

シャットダウン時の問題について、あなたの推測は合理的です。NVIDIAドライバーのバグにより、シャットダウンのような特定の状況で電源管理がうまく機能しない可能性があります。

最新版のドライバーで問題が修正されている場合があるため、再度NVIDIAの公式サイトから最新ドライバーのインストールをお試しください。

また、Windowsの電源設定を変更することで改善する可能性があります。以下の手順を確認してください。

コントロールパネルを開きます。電源オプションを選択します。現在選択されているプランのプラン設定の変更をクリックします。詳細な電源設定の変更をクリックします。一覧からPCI Expressを展開し、リンク状態の電源管理をオフに設定します。

加えて、グラフィックボードがPCIeスロットにしっかりと挿さっているか、一度抜き差しして確認することも有効です。可能であれば、別のPCIeスロットで試すことも検討してください。

澪保

かわたさくや

ドライバーは最新で、WindowsのPCIeリンク状態の電源管理は既にオフでした。残るは別のPCIeスロットを試すことくらいです。その際にSSDを1つ取り外して、イベントID 56が消えるかも確認してみようと思います。

もう一つお聞きしたいのですが、GPUの電力と電圧を継続的に監視し、システムがクラッシュした場合でもログが残るようにする方法はありますか？原因を特定するために、クラッシュ直前のデータを確認したいです。

かわたさくや

澪保

クラッシュ時の原因分析のためにGPUのデータを記録したいというお考えは、非常に有効なアプローチです。

MicrosoftはGPUの電力や電圧を直接監視する専用ツールは提供していませんが、GPUのパフォーマンス動作を分析するための「GPUView」というツールがあります。これは開発者やパフォーマンス専門家向けで、使用するには専門知識が必要です。もしご興味があれば、以下の公式ドキュメントをご覧ください。GPUView について - Windows drivers | Microsoft Learn

より手軽にGPUの各種データを監視・記録するには、MSI AfterburnerやGPU-Zといったサードパーティ製のツールを利用するのが一般的です。これらのツールは、センサー情報をログファイルとして保存する機能を持っています。

免責事項: Microsoftはサードパーティ製ソフトウェアの利用に関して、いかなる保証も行いません。ソフトウェアは公式サイトなど信頼できる提供元から入手し、自己責任でご利用ください。

澪保

かわたさくや

イベントID 56の原因を切り分けるため、メモリ1枚、SSD1枚、グラフィックボードなし、という最小構成で起動テストを行いました。しかし、この構成でもエラーは起動直後に発生し続けます。

エラーログの直前には、iommu fault reporting has been initializedやSecure Kernel started with status STATUS_SUCCESS、Hypervisor関連のログが出力されていました。

この状況から判断して、このイベントID 56エラーは、今後のシステムの安定性に影響なく、安全に無視できるものと考えてよいのでしょうか？

Assistant

イベントID 56については、最小構成でも発生することから、マザーボードのACPI実装やBIOSのログ記録仕様に起因する良性のエラーである可能性が非常に高いです。システムの動作が安定している限りは、無視しても問題ないでしょう。

PCI Express関連のフリーズ問題については、NVIDIA製グラフィックボードの特定のドライバーバージョンと省電力機能の組み合わせで発生することがある典型的な症状です。以下の点を確認・実行してみてください。

チップセットドライバーの更新:Windows Update任せにせず、マザーボード（GIGABYTE）の公式サイトからお使いのOSに対応した最新のZ790チップセットドライバーをダウンロードし、手動でインストールしてください。マザーボードの各コンポーネントの連携を安定させる上で非常に重要です。
BIOS設定の確認:BIOS/UEFI設定の中に「PCI Express Native Power Management」や「ASPM (Active State Power Management)」といった項目があれば、一度Disabled（無効）に設定してOSを起動し、安定性を確認してみてください。
別のドライバーバージョンを試す:最新のNVIDIAドライバーが不安定な場合、一つか二つ前の「Game Ready Driver」で評価が高く安定していたバージョンを試す価値があります。DDU (Display Driver Uninstaller) を使用して現在のドライバーを完全に削除してから、古いバージョンをインストールすることをお勧めします。