ノリアキ お世話になります。現在、起動モードをレガシーからUEFIへ変更しようとしており、BIOS設定でUEFIを有効にしました。しかし、設定変更後にPCを起動すると、「No Boot Device Found. Press any key to reboot the machine」というエラーが表示され、起動できません。システム情報を見る限り、私のPCはUEFIブートに対応しているはずです。UEFIで正常に起動させるための解決策について、ご協力いただけますと幸いです。
杉浦 システム情報ではすでにUEFIモードで動作していると表示されています。Windows 11がインストールされていることから、お使いのPCはUEFIモードであるはずです。どの画面でPCがUEFIモードでないと判断されましたか?
ノリアキ 杉浦補足します。BIOS設定の状況は以下の通りです。ブート設定の「OSタイプ」は現在「Other OS」に設定しています。CSMは無効(Disabled)にしています。もしCSMを有効(Enabled)にし、関連オプションをすべて「UEFI only」に設定して再起動すると、「No Boot Device Found」のエラーが発生します。
杉浦 Windows 11はレガシーBIOSモードではインストールできないため、お使いのPCはすでにUEFIモードで動作していたはずです。いくつか確認させてください。BIOSの「OSタイプ」を「Other OS」から「Windows UEFI Mode」に変更すると、Windows 11は正常に起動しますか?CSMは無効のままにしてください。そもそも、どのような問題を解決するためにBIOS設定の変更を試みていたのでしょうか?
ノリアキ 杉浦「OSタイプ」を「Windows UEFI Mode」に変更したところ、問題なく起動できました。ありがとうございます。元々の問題は、数ヶ月前に取り付けたCPUのAIOクーラー(Arctic liquid freezer ii 360mm)に関連するものです。クーラーの性能自体は良いのですが、PC起動直後にポンプが作動せず、30秒から30分ほど経ってから動き出すという症状があります。その間、CPU温度が無負荷状態で50~60℃まで上昇し、ポンプが作動し始めると25~30℃まで下がります。メーカーのフォーラムで調べたところ、このモデルではよくある問題のようで、多くのユーザーがUEFIモードで起動することで解決すると報告していました。ちなみに、先ほどUEFIモードで起動した際も、クーラーのポンプが動き出すまでに1分ほどの遅延がありました。
杉浦 そのクーラーの問題はWindowsとは無関係のようです。また、ご自身のPCは元々UEFIモードで設定されていたため、ブートモードが原因でもありません。お使いのPCのサポートページを確認し、未適用のBIOSアップデートがあればインストールしてみてください。それでも解決しない場合は、クーラーのメーカーサポートに直接問い合わせることをお勧めします。
ノリアキ 杉浦承知しました。ありがとうございます。最後に一つ質問です。「OSタイプ」を「Other OS」から「Windows UEFI Mode」に変更したことで、何か注意すべき点はありますか?具体的には、以下の項目への影響が気になります。ドライバーパフォーマンスアプリケーションやデータへの変更
杉浦 ご安心ください。その設定はWindowsをUEFIモードで実行するための標準的な設定です。「Other OS」は、主に起動可能なUSBメモリからOSをインストールする際に使用するオプションです。今回の設定変更がWindows内のドライバー、パフォーマンス、データなどに影響を及ぼすことはありません。
Assistant UEFI設定に関する問題が解決されたとのこと、何よりです。補足として、AIOクーラーのポンプ起動が遅れる問題について、以下の点も確認されると良いかもしれません。物理的な接続の確認:マザーボード上の正しいファンヘッダー(通常はAIO_PUMPやW_PUMP+と記載されています)にポンプが接続されているか再度確認してください。CPUファン用のCPU_FANヘッダーに接続されている場合、温度に応じて回転数が制御され、起動が遅れる原因になることがあります。BIOS/UEFIのファン設定:BIOS/UEFI設定画面で、ポンプを接続したヘッダーの制御モードが「PWMモード」に設定され、ファンカーブが低負荷時に停止しないようになっているかを確認してみてください。ポンプは常に100%の速度で動作させることが推奨される場合が多いです。これらの設定を確認することで、ハードウェア本来の性能が引き出せる可能性があります。