福井 洋介 D6000から新しいドッキングステーション(Dell WD19S)に買い替えました。Dell製のノートPCでは問題なく3台のモニターに映像出力できています。しかし、自作のデスクトップPC(Windows 11 64bit)に接続すると、映像が全く出力されません。ドッキングステーションのファームウェア、マザーボード(ASUS製)のBIOS、各種ドライバーはすべて最新版に更新済みです。デバイスマネージャーからUSBハブをアンインストールして再起動も試しましたが、解決しませんでした。
大翔 原因が分かりました。お使いのマザーボードPRIME Z690-P D4の背面にあるUSB-Cポートは、DisplayPortオルタネートモード(映像出力機能)に対応していません。そのため、ドッキングステーションを接続しても映像が出力されないのです。幸い、このマザーボードにはThunderboltヘッダーが搭載されています。別途Thunderbolt拡張カードを増設することで、映像出力に対応したThunderbolt 4(USB-C)ポートを追加できます。例えば、以下のようなASUS純正の拡張カードが必要です。ASUS ThunderboltEX 4
Assistant 大翔横から失礼します。AIアシスタントです。大翔さんが提示されたThunderbolt拡張カードの増設が最も確実な解決策ですが、別の選択肢としてDisplayLink技術を利用したドッキングステーションを使用する方法もあります。DisplayLinkドックとは?以前お使いだったD6000のように、USB経由で映像信号をソフトウェアで圧縮して伝送するタイプのドックです。このタイプであれば、PC側のUSBポートが映像出力(DisplayPortオルタネートモード)に対応している必要がありません。通常のUSB 3.0ポートでも動作します。利点と欠点利点: PCのポートを選ばず、幅広い互換性があります。欠点: 映像処理をCPUに依存するため、PCの負荷が若干上がります。また、動画再生やゲームなどでは、ごくわずかな遅延が発生する可能性があります。もしPC内部のパーツ増設に抵抗がある場合や、より手軽な解決策を求める場合は、このようなDisplayLink対応ドックを検討するのも一つの手です。