解決されたとのことですが、補足情報として回答させていただきます。
なぜBIOSアップデートで解決したかご経験された問題は、古いBIOS(UEFIファームウェア)とTPM/セキュアブート機能の互換性の問題が原因である可能性が非常に高いです。
- ファームウェアレベルの連携: TPM 2.0やセキュアブートは、OSだけでなく、マザーボードのBIOSと密接に連携して動作します。特にWindows 11ではこの連携が強化されました。
- 古いBIOSの実装: 2019年時点のBIOSでは、まだWindows 11の厳格なセキュリティ要件が想定されておらず、TPM機能の実装が不完全だったり、特定の条件下でバグが発生したりすることがあります。
- ドライバやOSへの影響: ファームウェアレベルの問題が、結果としてネットワークドライバの初期化失敗(ネット接続不可)や、OSの電源管理機能の不具合(シャットダウン不可)といった形で表面化することがあります。
今回のように、Windows 11関連でTPMやセキュアブートを有効化した際に原因不明の不具合が発生した場合、まず最初にBIOSを最新バージョンにアップデートするのが最も効果的な解決策の一つです。
【推奨手順】
マザーボードの公式サイトで最新のBIOSを確認し、アップデートする。BIOSアップデート後、一度Load Optimized Defaults
(最適化された初期設定を読み込む)を実行して設定をリセットする。改めて、TPM(AMD CPUの場合はfTPM
)とセキュアブートを有効にする。これにより、最新の安定した状態で各機能を利用できるようになります。