嵩弘Windows 11のDoTサポートに関する補足です。
ご指摘の通り、以前はnetshコマンドでDoTを有効にする方法がありましたが、これは特定のInsider Previewビルドでテストされていた機能です。 現在の安定版Windows 11では、DoH(DNS over HTTPS)が標準の暗号化DNS機能として統合されており、設定アプリから簡単に構成できます。
netsh dns add global dot=yesコマンドが機能しないのは、その機能が正式リリース版では標準搭載されていないためと考えられます。 Windows 11でDoTを利用したい場合は、現時点では主に以下の代替手段が必要となります。
サードパーティ製クライアントの利用: DoTをサポートする専用のDNSクライアントソフトウェア(例:YogaDNSなど)をインストールする方法が最も一般的です。ルーターでの設定: ご利用のルーターがDoTに対応している場合、ルーター側で設定することで、Wi-Fiや有線LANに接続するすべてのデバイスのDNSクエリを保護できます。
結論として、Windows 11のOS標準機能としてはDoHが推奨されており、DoTを利用するには追加のソフトウェア導入やネットワーク機器の設定を検討いただくのが現状です。