重司詳細な情報をご提供いただき、ありがとうございます。
モニターの色深度は、搭載されている液晶パネルのハードウェア仕様とグラフィックカードの設定に依存します。色深度とは、モニターがハードウェア的に表示できる色の総数のことです。一般的にPCでは、RGB各チャンネル8ビット、合計24ビットで約1677万色を「フルカラー」と呼びます。
一部のモニター、特にノートパソコンでは応答速度を上げるなどの目的で、ネイティブではRGB各色6ビットのパネルが採用されることがあります。この場合、色の表現力を補うために「ディザリング」や「FRC (Frame Rate Control)」といった技術が用いられ、複数の色を高速で切り替えて表示することで、人間の目には中間の色があるように見せかけ、8ビット相当の表示を実現しています。
お使いの HP Omen 15-ax250wm の仕様を確認したところ、複数の海外レビューサイトなどで、このモデルのディスプレイは6bit+FRCパネルであると報告されています。これはハードウェアの設計によるものであり、期待される動作です。もしネイティブな8ビットや10ビットの色深度が必要な場合は、その仕様を持つ外部モニターへ出力する必要があります(ただし、PC側のグラフィックカードがその出力に対応していることが前提です)。
結論として、PCの表示が6ビットなのは故障ではなく仕様によるものです。上記の説明で、ご不明点が解消されれば幸いです。