片桐 以前、海外でWindows 11 Proがインストール済みのノートPCを購入しました。しかし、後からこのWindowsが海賊版であることに気づきました。現在、このPCを正規の状態にしたいと考えています。正規のライセンスキーを購入する必要があることは承知していますが、OS自体が海賊版の場合、どのような手順を踏めばよいでしょうか?また、個人データは失いたくありません。データを保持したまま正規化する方法を教えてください。
ミヤギ ミア お使いのWindowsを正規版にするには、正規ライセンスを購入し、そのプロダクトキーを使って現在インストールされているWindowsのライセンス認証を行うのが基本的な流れです。ただし、元々どのようにライセンス認証されていたかによりますので、まずは以下の点を確認してください。エクスプローラーを開き、C:\Windows フォルダ内で「KMS」と検索してみてください。何か関連するファイルやフォルダが見つかりますか?
片桐 ミヤギ ミア検索では何も見つかりませんでしたが、C:\Windows フォルダ内に「AutoKMS」というフォルダがありました。開いてみると、サイズが0KBの「autokms」というファイルがあります。これは該当しますか?
ミヤギ ミア 片桐その「AutoKMS」フォルダは削除してください。それはWindowsを不正にライセンス認証するために使われる、古いKMSエミュレーターの残骸です。次に、設定アプリを開き、「システム」>「バージョン情報」の順に進んでください。現在PCにインストールされているWindowsのエディション(Home、Proなど)は何ですか?
千栄 便乗質問失礼します。私も同様の問題を抱えているのですが、ライセンスの種類が Education エディションの場合、解決策は同じでしょうか?また、データのバックアップは必須ですか?すべてのデータを他の場所に移動させることが難しく、データが消えてしまわないか心配です。
Assistant 正規ライセンスへの移行手順海賊版Windows 11から正規版へ移行するには、主に2つの方法があります。プロダクトキーの変更によるアップグレード(データを保持)この方法は、現在の環境やデータを維持したまま正規版へ移行できる可能性が高いです。手順1: Microsoft Storeや正規販売代理店から、現在インストールされているWindows 11のエディション(この場合はPro)に対応した正規ライセンスを購入します。手順2: 「設定」 > 「システム」 > 「ライセンス認証」を開きます。手順3: 「プロダクトキーを変更する」を選択し、購入した正規のプロダクトキーを入力します。手順4: オンラインでライセンス認証が実行され、正規版に切り替わります。注意: この方法は、元の海賊版の認証方法によってはうまくいかない場合や、システムが不安定になるリスクがゼロではありません。クリーンインストール(推奨、データは要バックアップ)最も安全で確実な方法は、OSをクリーンインストールし直すことです。これにより、不正な認証ツールやマルウェアの残骸を完全に除去できます。手順1: 重要: 必要な個人ファイル(ドキュメント、写真など)をすべて外付けHDDやクラウドストレージにバックアップします。手順2: Microsoftの公式サイトからメディア作成ツールをダウンロードし、USBインストールメディアを作成します。手順3: 作成したUSBメディアからPCを起動し、画面の指示に従ってWindows 11 Proをクリーンインストールします。インストールの過程で、パーティションをフォーマットすることをお勧めします。手順4: インストール中にプロダクトキーの入力を求められたら、購入した正規キーを入力します。(後から設定画面で入力することも可能です)手順5: インストール完了後、バックアップしたデータをPCに戻します。ご自身の状況とリスクを考慮し、最適な方法を選択してください。データの安全を最優先するならば、クリーンインストールを強くお勧めします。