下田 光広もし上書きアップグレードが難しい場合、レジストリを直接編集してフォントサイズを修正する方法があります。これは高度な操作ですので、慎重に実行してください。
1. Win + Rキーを押し、「regedit」と入力してレジストリエディタを起動します。
2. 以下のパスに移動します。Computer\HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\WindowMetrics
3. 右側のペインで、末尾が「Font」で終わる項目(例: CaptionFont, IconFont)を探します。これらの種類はバイナリ値です。
4. 項目を右クリックし、「バイナリ データの修正」を選択します。0000行の先頭の数値がフォントサイズに対応します。デフォルトのフォントサイズ9の場合、この値はF4です。
Windowsのフォントサイズ設定は6から24の範囲で、レジストリ値では以下のようにおおよそ対応しています。サイズ24: E0サイズ9: F4サイズ6: F6
また、太字設定は0018行の3桁目に関連しており、デフォルト(太字なし)は00、太字に設定すると05になります。
以下に、各レジストリ項目がどのUI要素に対応しているかを示します。
CaptionFont: タイトルバーIconFont: アイコンMenuFont: メニューMessageFont: メッセージボックスSmCaptionFont: パレットタイトルStatusFont: ヒント
免責事項: レジストリの編集を誤ると、システムに深刻な問題が発生する可能性があります。作業前には必ずレジストリのバックアップを行ってください。