コミュニティの専門家である夏絵さんの回答は、この問題に対する最も一般的で効果的な解決策です。補足として、この現象の背景と別の視点からのアプローチを解説します。
なぜこの問題が起きるのか?
Windows 10以降、特にWindows 11では、「更新してシャットダウン」のプロセスが変更されました。これは、シャットダウン時に更新プログラムの準備段階を完了させ、次回の起動時間を短縮するための仕様です。しかし、このプロセスの一部で最終処理のために短時間の再起動が必要になることがあり、これが「シャットダウンしない」という現象を引き起こします。特に、高速スタートアップ機能が有効になっていると、完全なシャットダウンが行われず、この問題が発生しやすくなります。
【上級者向け】グループポリシーでの設定確認
Windows 11 Proエディションをご利用の場合、ローカルグループポリシーエディターで関連設定を確認することも有効です。
Win + R
キーを押し、「gpedit.msc
」と入力して実行します。左側のツリーで、以下のパスに移動します。コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Windows Update > レガシ ポリシーの管理
右側で「スケジュールされた自動更新のインストールで、ログオンしているユーザーがいる場合には自動的に再起動しない」というポリシーを探し、状態が「有効」になっていることを確認します。これが「未構成」または「無効」の場合、予期せぬ再起動の原因となることがあります。ただし、ほとんどの場合、夏絵さんが提案された高速スタートアップの無効化が最も直接的な解決策となります。