このIntelMEProvに関するWMIの警告(イベントID 63)は、Intelのチップセットドライバーに関連するもので、多くの場合、心配する必要はありません。
Microsoftの公式な見解によれば、この警告は「仕様によるもの」とされています。 これは、IntelMEProv
というプログラム(WMIプロバイダー)が、高い権限を持つ「LocalSystem」アカウントで動作していることをOSが通知しているだけで、直接的なエラーやセキュリティ侵害を示しているわけではありません。 そのため、通常は無視しても問題ありません。
特に、Configuration Managerクライアントのインストール中や、Intel Management Engine Interfaceのドライバーを更新した際に、この警告が一時的に記録されることがあります。 インストールや更新が正常に完了すれば、警告は自然に収まることがほとんどです。
もし、クライアントのインストール後も警告が頻繁に記録され続ける場合は、タスクスケジューラに「Configuration Manager Client Retry Task」というタスクが残っていることが原因の可能性があります。その場合は、タスクスケジューラでこのタスクを無効化または削除することで、警告の生成を停止できると報告されています。
詳細は、以下のMicrosoftのコミュニティスレッドでも解説されています(日本語版)。IntelMEProv WMI warning - Microsoft Community