問題の概要:
Windows 11 Home搭載のノートPCをバージョン24H2にアップデートした後、エクスプローラーを開こうとするたびに、タスクバーもろともクラッシュする現象が発生するようになりました。
ショートカットアイコンから開いても、「Winキー + E」で開いても必ず発生し、非常に困っています。アップデート前は問題なく動作していました。
イベントビューアー(eventvwr.msc)で確認したところ、エラーの原因となっている障害モジュールは Microsoft.UI.Xaml.dll でした。
利用環境:
- デバイス: HP Spectre X360 13-aw2002nc
- プロセッサ: 11th Gen Intel(R) Core(TM) i7-1165G7 @ 2.80GHz
- 実装RAM: 16.0 GB
- システムの種類: 64ビット オペレーティングシステム
- エディション: Windows 11 Home
- バージョン: 24H2
- OSビルド: 26100.2605
解決策:
以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行し、新しいコンテキストメニューを無効化したところ、問題が解決しました。
reg.exe add "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32" /f /ve
不思議なことに、その後、以下のコマンドで新しいコンテキストメニューを再度有効にしても、クラッシュは再発しませんでした。
reg.exe delete "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}" /f
この解決策は、こちらの投稿を参考にしました。
Microsoft開発チームへの要望:
Microsoft.UI.Xaml.dll
周辺でエラーが発生した際に、プロセス全体をクラッシュさせるのではなく、原因となっているアプリや前提条件の不足などをログやダイアログで通知するような、より親切なエラーハンドリングの導入を検討していただけないでしょうか。多くのユーザーがこのDLL関連のエラーに悩まされているようです。