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Windows 11 Pro 24H2で仮想化ベースのセキュリティ（VBS）を無効にする方法

クリーンインストールしたWindows 11 Pro 24H2でVBS（仮想化ベースのセキュリティ）を無効にできず困っています。

PCのスペックは以下の通りです：

これまで以下の手順を試しましたが、PCを再起動してもVBSが実行されたままでした。

コマンドプロンプトでbcdedit /set hypervisorlaunchtype offを実行

Windowsセキュリティの「コア分離」をオフにする

レジストリエディタで以下のキーの値を0に変更：

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\DeviceGuard\EnableVirtualizationBasedSecurity
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\DeviceGuard\Scenarios\HypervisorEnforcedCodeIntegrity

PCを再起動

同じ手順で試したところ、Windows 10 Pro 22H2やWindows 11 Pro 23H2では問題なくVBSを無効化できました。

会社のセキュリティポリシーにより24H2を使い続ける必要があります。Windows 11 24H2でVBSを無効にするには、どうすればよいでしょうか？何か手順が間違っていますか？

VBSを無効にしたいのは、一般的に言われているようなパフォーマンスへの影響を懸念してのことでしょうか？それとも、何か特定の利用目的があるのでしょうか？

コウスケ

ご回答ありがとうございます。パフォーマンスが理由ではありません。

VMware Workstation Proでネストされた仮想化（Nested Virtualization）を利用する必要があるのですが、VBSが有効になっていると仮想マシンを起動できないため、無効化したいと考えています。

なるほど、承知いたしました。VMwareでの利用が目的だったのですね。

ご認識の通り、Windows 11 24H2ではVBSを無効化する手順が以前のバージョンより複雑になっています。これは、UEFIレベルでLSA（ローカルセキュリティ機関）の保護がデフォルトで有効化され、ロックがかかっているためです。

このロックを解除するには、Microsoftが提供しているツールなどを用いてUEFI変数を削除する必要があります。以下の技術情報やコミュニティのスレッドが参考になるかと思われます。

LSA保護のUEFI変数を削除する方法（Microsoft公式ドキュメント）:追加の LSA 保護の構成 | Microsoft Learn
UEFI変数を管理するツールと手順（GitHub）:LsaManageEfiVars PoC tool for managing the UEFI variable
関連するディスカッション（英語）:Reddit - 24H2 memory integrity changes

これらの手順を実行後、改めてbcdeditや「コア分離」の設定を行うことでVBSが無効になるはずです。お試しください。

コミュニティの専門家であるコウスケさんの回答は、問題の核心を突いています。Windows 11 24H2では、これまで通りの手順だけではVBSを無効化できません。

参考情報として、提示されたリンク先で解説されている手順の概要を以下に補足します。

【VBS無効化手順の概要（24H2向け）】

GitHub GistからLsaManageEfiVars.zipというツールをダウンロードし、展開します。

Windows 回復環境 (WinRE) でPCを起動します。（[設定] > [システム] > [回復] > [PC の起動をカスタマイズする] の [今すぐ再起動] からアクセスできます）

WinREのコマンドプロンプトで、先ほど展開したツールのLsaManageEfiVars.exeが保存されているフォルダに移動します。

コマンドLsaManageEfiVars.exe --removeを実行して、LSA保護のUEFI変数を削除します。

PCを通常通り再起動します。

再起動後、改めてコマンドプロンプトでbcdedit /set hypervisorlaunchtype offを実行し、さらにWindowsセキュリティで「コア分離」をオフに設定します。

再度PCを再起動すると、VBSが無効になっているはずです。

注意：この操作はシステムの根幹に関わるセキュリティ設定を直接変更するものです。手順を誤るとシステムが不安定になるリスクも伴いますので、ご自身の責任において慎重に実行してください。