Windows 11のエクスプローラーで表示される列をカスタマイズし、既定として保存するには、主に2つのアプローチがあります。
方法1:Windowsの標準機能「フォルダーに適用」を利用する
これは最も基本的な方法です。
設定を適用したい種類のフォルダー(例:「ピクチャ」フォルダー)を開きます。列ヘッダーを右クリックし、撮影日時
やカメラのモデル
などを追加・削除して、理想の表示にします。列の順序はヘッダーをドラッグして変更できます。表示を整えたら、エクスプローラー上部の「…」から「オプション」を選択します。「表示」タブを開き、「フォルダーに適用」ボタンをクリックします。注意点:この方法は、設定を適用したフォルダーと「同じ種類」のフォルダーにしか反映されません。Windowsには「ピクチャ」「ドキュメント」「ビデオ」など5つのフォルダーテンプレートがあるため、すべての場所で設定を統一するには、各テンプレートで同様の操作を繰り返す必要があります。
方法2:「フォルダーに適用」で解決しない、またはより高度な設定をしたい場合
「フォルダーに適用」ボタンが押せない、設定が反映されない、といった問題が起こることがあります。原因としては、以下の点が考えられます。
- 設定の保存数が上限(5000)に達している。
- ライブラリや検索結果など、特殊な表示領域である。
- OneDriveと同期しているフォルダーで、
状態
列が強制的に表示される。
このような場合、コミュニティで推奨されている無料のオープンソースツール「WinSetView」が非常に有効です。このツールはレジストリを直接編集することで、検索結果やライブラリを含むすべてのフォルダー表示を一度に、かつ確実に設定できます。
WinSetView (ダウンロードはこちら)
まずは方法1を試し、うまくいかない場合や、より包括的な設定を求める場合は方法2のツール利用を検討するのがおすすめです。