MsMpEng.exe
は、Windowsに標準搭載されているセキュリティ機能「Microsoft Defender(旧Windows Defender)」のコアプロセスです。タスクマネージャー上では「Antimalware Service Executable」という名前で表示されます。
このプロセスの主な役割は、ウイルスやスパイウェアなどの脅威からPCを保護するためのリアルタイムスキャンです。
ご質問の現象については、以下の理由が考えられます。
高いCPU使用率の原因Microsoft Defenderがシステム全体のスキャンを実行している際に、CPU使用率が高くなることがあります。特に、新しいアプリケーションのインストール時や、PCがアイドル状態になったタイミングで自動的にスキャンが開始されることが多いです。タスクマネージャーを開くとCPU使用率が下がる理由一部のプログラムは、タスクマネージャーのような監視ツールが起動されると、自身の活動を一時的に抑制する挙動を示すことがあります。これは、監視ツール自体にリソースを割き、正確なパフォーマンス測定を可能にするため、あるいは自身の高いリソース消費を「隠す」ため(マルウェアなどに見られる挙動ですが、Defenderでも同様の現象が報告されています)と考えられます。結論として、MsMpEng.exe
による一時的な高負荷は、お使いのPCを保護するための正常な動作である可能性が高いです。