Copilotの音声設定は、Edgeブラウザの読み上げ機能とWindowsのOS設定が複雑に関連しており、分かりにくいですよね。特にタスクバーから起動するCopilotは、設定が反映されにくいという報告が多くあります。問題を切り分けるために、以下の点をご確認ください。
1. Edgeブラウザの「読み上げ」音声設定の確認
まず、Edgeブラウザの読み上げ機能で利用可能な音声リストを確認します。これがCopilotの音声選択に影響している可能性が高いです。
Edgeのアドレスバーにedge://settings/readAloudと入力してEnterキーを押します。「音声」のドロップダウンメニューに、利用したい音声(例: Microsoft Guy Online (Natural) - English (United States))が存在するか確認します。2. Windowsの「テキスト読み上げ」設定
次に、Windows自体の既定の音声設定を確認します。アプリケーションによっては、こちらの設定が参照されます。
「スタート」→「設定」→「時刻と言語」→「音声」の順に開きます。「音声」セクションにある「音声の選択」で、既定にしたい音声を選びます。3. 問題の核心と対処法
ご指摘の通り、タスクバー版のCopilotは、これらの設定とは独立して動作する、あるいは特定のオンライン音声(Natural Voice)に固定されている場合があります。現時点(2025年6月)では、タスクバー版Copilotの音声をユーザーが直接変更する公式な方法は提供されていない可能性が高いです。
音声が二重に再生される問題については、Copilot組み込みの読み上げ機能と、ブラウザの「選択範囲の読み上げ」機能が同時に作動していることが原因です。Copilot内の読み上げボタンを押す際は、テキストを選択した状態で右クリックメニューから「読み上げ」を選ばないようにご注意ください。
現状の回避策としては、タスクバーからではなく、常にEdgeブラウザ内でCopilot (copilot.microsoft.com) を開き、そちらで利用することをお勧めします。ブラウザ版であれば、比較的Edgeの設定が反映されやすくなります。