Windows 11でユーザーの切り替えができない場合、いくつかの原因が考えられます。以下の解決策を順にお試しください。
1. 基本的な切り替え方法の確認
- スタートメニュー: スタートボタンをクリックし、左下にある自分のアカウント名(またはアイコン)をクリックすると、他のユーザーアカウントが表示されるのが通常の動作です。
- Ctrl+Alt+Delete:
Ctrl + Alt + Deleteキーを同時に押すと表示される画面に「ユーザーの切り替え」オプションがあります。
2. グループポリシーの確認 (Homeエディション以外)
Windows 11 Proなどのエディションでは、グループポリシーによってユーザーの切り替えが制限されている可能性があります。
gpedit.msc(ローカルグループポリシーエディター)を起動します。[コンピューターの構成] > [管理用テンプレート] > [システム] > [ログオン] に移動します。- 「ユーザーの簡易切り替えのエントリポイントを非表示にする」が「有効」になっている場合は、「未構成」または「無効」に変更してください。
3. レジストリの編集 (すべてのエディションで有効)
この問題の最も一般的な原因は、レジストリ設定です。 注意:レジストリの編集は自己責任で行い、事前にバックアップを取ることを推奨します。
Win + Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、regeditと入力してレジストリエディタを起動します。次のパスに移動します:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System右側のペインでHideFastUserSwitchingという名前の値を探します。 この値が存在し、データが1に設定されている場合は、値をダブルクリックして0に変更するか、HideFastUserSwitching自体を削除してください。 PCを再起動すると、ユーザー切り替えオプションが復活するはずです。 このHideFastUserSwitchingの設定は、意図せず有効になってしまうことがあります。