Rさん、ご連絡ありがとうございます。Windowsの再インストールで問題が解決したとのこと、何よりです。今後の参考のために、今回のような場合に
diskpartコマンドを使って手動でWinREパーティションのサイズを拡張する方法を解説します。
1. WinREを無効化するまず、WinRE環境を無効にして、パーティション操作ができるようにします。
reagentc /disable2. Diskpartを起動し、ディスクとパーティションを選択する次に、
diskpartユーティリティでディスクを操作します。
diskpartlist disk (PC上のディスク一覧を表示)
sel disk 0 (Windowsがインストールされているディスクを選択。通常はディスク0です)
3. 既存パーティションを縮小し、領域を確保するWindowsがインストールされているパーティション(Cドライブ)を縮小して、回復パーティション用の空き領域を作ります。
list part (選択したディスクのパーティション一覧を表示)
sel part 2 (Windowsパーティションを選択。サイズで判断できます)
shrink desired=250 minimum=250 (パーティションを250MB縮小)
4. 古い回復パーティションを削除新しい領域を割り当てるために、既存の回復パーティション(通常500MB程度)を削除します。
sel part 3 (回復パーティションを選択)
delete partition override5. 新しい回復パーティションを作成パーティションテーブルのタイプによってコマンドが異なります。(
list diskでGPT列に「*」があればGPT形式です)
- GPTディスクの場合:
create partition primary id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6acgpt attributes=0x8000000000000001 - MBRディスクの場合(今回のようなケース):
create partition primary id=27
6. 新しいパーティションをフォーマット作成したパーティションをフォーマットし、ラベルを付けます。
format quick fs=ntfs label="Windows RE tools"7. WinREを再度有効化する最後に、diskpartを終了し、WinREを有効化します。
exitreagentc /enable以上の手順で、KB5034441アップデートの問題に対応するためにWinREパーティションのサイズを安全に拡張できます。
diskpartの操作は強力なため、どのパーティションを操作しているか常に確認しながら慎重に行うことが重要です。