ESP(EFIシステムパーティション)にドライブ文字が割り当てられ、結果としてローカルディスクとして表示されている状況かと思われます。通常、ESPはシステムのUEFIファームウェアがブートファイルを格納するために使用する隠しパーティションであり、このように表示されるのは一般的ではありません。
この表示を消すには、「ディスクの管理」ツールまたはdiskpart
コマンドラインユーティリティを使用して、割り当てられているドライブ文字を削除する必要があります。以下に両方の方法を説明します。
方法1: 「ディスクの管理」を使用する
Win + X
キーを同時に押し、メニューから「ディスクの管理」を選択します。リストからESPパーティションを探します。通常、容量は100MB~500MB程度で、ファイルシステムはFAT32です。該当のESPパーティションを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。ドライブ文字が割り当てられている場合、その文字を選択して「削除」ボタンをクリックし、確認ダイアログで「はい」を選択します。方法2: diskpartコマンドを使用する
Win + X
キーを同時に押し、「Windows ターミナル (管理者)」または「コマンドプロンプト (管理者)」を選択します。ターミナルにdiskpart
と入力し、Enterキーを押します。次にlist volume
と入力し、Enterキーを押して、PC上の全ボリュームを表示させます。サイズやFAT32というファイルシステム情報を基に、対象のESPパーティションのボリューム番号を特定します。select volume X
と入力します(Xは先ほど特定したESPパーティションのボリューム番号に置き換えてください)。Enterキーを押します。remove letter=Y
と入力します(YはESPパーティションに現在割り当てられているドライブ文字に置き換えてください)。Enterキーを押します。exit
と入力してdiskpartを終了します。上記いずれかの手順を実行後、ESPパーティションはエクスプローラー上でローカルディスクとして表示されなくなります。この操作はシステムのブートプロセスに必要なファイルには影響を与えないため、PCの機能に問題はありません。
また、Windows 11でWindows 7のバックアップ機能が使えない件についてですが、この機能はWindows 10以降では非推奨となっています。個人ファイルのバックアップには「ファイル履歴」機能、システム全体のバックアップにはサードパーティ製のバックアップソフトなど、別のソリューションを検討することをお勧めします。