こんにちは。問題の核心は、MBRディスクのパーティション上限にあります。
問題の概要:
MBR2GPT
ツールがMBRディスクをGPTに変換する際、新しいEFIシステムパーティションを作成する必要があります。MBRディスクは最大4つのプライマリパーティションしか持てません。ツールがこの新しいパーティションを作成するためには、少なくとも1つの空きスロットが必要です。つまり、変換対象のディスクのプライマリパーティションが3つ以下である必要があります。あなたのディスク2には4つのプライマリパーティション(システム予約、Cドライブ、回復パーティションx2)があるため、「パーティションが多すぎる」というエラーが発生しています。
解決手順:
以下の手順で、不要な回復パーティションを安全に削除し、変換を再試行してください。
使用中の回復パーティションを特定する管理者としてコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行します。reagentc /info
出力に「Windows RE の場所」として表示されているパーティションが現在使用中のものです。表示されていない方が不要なパーティションです。
不要な回復パーティションを削除する引き続き管理者コマンドプロンプトでdiskpart
を起動します。
diskpart
list disk
select disk 2 (お使いの環境に合わせてディスク番号を指定)
list partition
select partition X (手順1で特定した不要な回復パーティションの番号を指定)
delete partition override
exit
MBR2GPTの検証を再実行するパーティション削除後、検証コマンドを再度実行してエラーが解消されたか確認します。MBR2GPT.exe /validate /disk:2 /allowFullOS
GPTへの変換を実行する検証が成功したら、変換コマンドを実行します。MBR2GPT.exe /convert /disk:2 /allowFullOS
BIOS/UEFI設定の変更変換完了後、PCを再起動してBIOS/UEFI設定画面に入り、ブートモードを「Legacy」や「CSM」から「UEFI」に変更します。これでGPTディスクから正常に起動できるようになります。
この手順で、Windows 11へのアップグレードの前提条件を満たせるはずです。