コミュニティの皆様からの情報に基づき、この「iCloud接続エラー」問題の解決策をまとめます。
この問題は、特定のPC環境でiCloudのサーバーとうまく通信できなくなる現象で、主に2つの解決策が報告されています。
解決策1:IPv6を無効にする(最も効果的な方法)
多くの方がこの方法で解決しており、最も確実な対処法と考えられます。
Windowsキー + Rキー
を押し、ncpa.cpl
と入力して「ネットワーク接続」を開きます。
使用中のネットワーク接続(Wi-Fiなど)を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
一覧から「インターネット プロトコル バージョン6 (TCP/IPv6)」のチェックを外し、「OK」をクリックします。
PCを再起動する必要はありませんが、念のため再起動するとより確実です。
【なぜこれで解決するのか?】ご利用のインターネットプロバイダのIPv6ネットワーク設定や、AppleのiCloudサーバーと特定のIPv6アドレス範囲との相性問題が原因である可能性があります。 IPv6を無効にすると、通信がより広く普及し安定しているIPv4に限定されるため、接続が成功するようになります。
解決策2:DNSサーバーを変更する(代替案)
一部のユーザーはこちらの方法で解決しています。IPv6を無効にしたくない場合に試す価値があります。
上記と同じ手順で、使用中ネットワークのプロパティを開きます。
「インターネット プロトコル バージョン4 (TCP/IPv4)」をダブルクリックします。
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択し、以下のようなパブリックDNSアドレスを入力します。
- Google Public DNS:
8.8.8.8
および 8.8.4.4
- Cloudflare DNS:
1.1.1.1
および 1.0.0.1
「OK」で保存し、PCを再起動します。
【なぜこれで解決するのか?】プロバイダが提供するデフォルトのDNSサーバーに一時的な問題があるか、iCloudのドメイン名前解決がうまくできていない場合に、高速で信頼性の高いパブリックDNSへ切り替えることで通信が改善されることがあります。
結論として、まずは「解決策1:IPv6の無効化」を試すことを強くお勧めします。