Windows 11のエクスプローラーでフォルダの表示設定が意図通りに反映されない問題は、多くの方が経験する一般的な問題です。特に「ライブラリ」は複数の場所にあるフォルダを集約して表示する特殊な機能のため、挙動が複雑になりがちです。
問題の切り分けと解決策について、以下にまとめます。
原因の確認Windowsはフォルダの中身に応じて、表示形式を自動で最適化しようとします。この最適化の種類はフォルダのプロパティにある「カスタマイズ」タブで確認でき、主に以下の5種類があります。
今回の問題は、「ライブラリ」機能が表示設定を上書きしてしまっているか、あるいは「全般項目」のデフォルト設定が正しく適用されていないことが原因と考えられます。
推奨される解決策フジサワ氏とスギウラ氏が回答されているように、解決策は主に2つあります。
「全般項目」の表示設定を再設定する任意のフォルダ(例:Cドライブ直下にtestフォルダを作成)を用意し、そのフォルダのプロパティが「全般項目」になっていることを確認した上で、希望の表示(「一覧」など)に設定し、「フォルダーオプション」から「フォルダーに適用」を実行します。 これにより、「全般項目」として認識されるすべてのフォルダの基本表示が設定されます。しかし、ご報告の通り、これでもライブラリには反映されないケースがあります。専用ツールを使用する最も確実な方法は、WinSetViewのような専用ツールを使用することです。 このツールは、Windowsのレジストリを直接編集することで、すべてのフォルダタイプ(ライブラリ、クイックアクセス、検索結果などを含む)の表示方法、表示する列などを一括で強制的に設定できます。GUIは日本語化されており、直感的に操作が可能です。 問題が解決しない場合は、このツールの利用を強くお勧めします。最終的にフジサワ氏が指摘しているように、標準機能で解決しない場合はOSの不具合である可能性が高いため、フィードバックHubからの報告も重要です。