WSLのアンインストールがうまくいかない場合、いくつかの手順を組み合わせることで解決することが多いです。以下に包括的な手順をまとめました。
ステップ1:標準的なアンインストール手順
まず、コマンドプロンプトまたはPowerShellを管理者として実行し、以下のコマンドを順に実行します。これにより、インストールされているLinuxディストリビューションの登録を解除し、WSLコンポーネントをアンインストールします。
インストールされているディストリビューションのリストを確認します。wsl --list --all -v
各ディストリビューションの登録を解除します。(例:Ubuntuの場合)wsl --unregister Ubuntu
WSL自体をアンインストールします。wsl --uninstall
コンピュータを再起動します。ステップ2:Windowsの機能の無効化
アンインストール後も機能が有効になっている場合があります。手動で無効化しましょう。
「ファイル名を指定して実行」(Win + R)を開き、「optionalfeatures
」と入力してEnterキーを押します。「Windowsの機能の有効化または無効化」のリストが表示されます。以下の2つの項目のチェックが外れていることを確認します。チェックが入っていれば外し、OKをクリックして再起動します。- Linux用Windowsサブシステム
- 仮想マシンプラットフォーム
ステップ3:システムファイルとイメージの修復
上記の手順で解決しない場合、システムファイルが破損している可能性があります。コマンドプロンプトを管理者として実行し、修復コマンドを実行します。
システムファイルチェッカーを実行します。sfc /scannow
DISMツールでシステムイメージを修復します。DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
完了後、再度コンピュータを再起動し、WSLが削除されているか確認してください。これらの手順を実行することで、ほとんどのWSLアンインストールに関する問題は解決するはずです。