2日間の調査とテストの末、ついに問題の解決策(回避策)を見つけました。
要約:NUC13でWindows 11 Proを起動した後、Intel® Ethernet Controller I226-Vを6秒以上無効にし、その後再度有効にすると、期待通りのダウンロード速度(私の環境では約500 Mbit/s)になります。無効にする時間が5秒未満だと効果がありませんでした。
詳細:最初は偶然、ネットワークドライバーを無効化・有効化することで速度が「正常」になることを発見しました。しかし、再起動するとまた低速に戻ってしまいました。この操作を繰り返しても、成功するときとしないときがあり、理由が分かりませんでした。後で判明したのですが、無効化してから有効化するまでの時間が短すぎたのが原因でした。最終的に、ドライバーを再度有効にする前に6秒以上待つ必要があることを突き止め、以下のバッチファイルを作成しました。
タスクスケジューラを使用して、Windows起動後に以下のコマンドを実行するタスクを作成することで、この問題を自動的に回避できます。
netsh interface set interface name="イーサネット" admin=disabledsleep 7netsh interface set interface name="イーサネット" admin=enabled
「イーサネット」の部分は、お使いのネットワークインターフェース名に置き換える必要があります。ターミナルで以下のコマンドを実行して、インターフェース名を確認してください。netsh interface show interface
タスクスケジューラのアクションに設定する場合、PowerShell向けの引数は以下のようになります(1行で記述)。netsh interface set interface name="イーサネット" admin=disabled; sleep 7; netsh interface set interface name="イーサネット" admin=enabled; exit
注意:このタスクは「最上位の特権で実行する」にチェックを入れないと動作しません。