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Windows 8からWindows 10へアップグレードする際にMedia Creation Toolが実行できない（エラー 0x80072F8F - 0x20000）

よこい

現在Windows 8を搭載しているASUS製のノートPCを、Windows 10にアップグレードしようとしています。

Microsoftの公式サイトからWindows 10のMedia Creation Toolをダウンロードし、管理者として実行したところ、以下のエラーが表示され先に進めません。

「このツールの実行中に問題が発生しました」

エラーコード: 0x80072F8F - 0x20000

ウイルス対策ソフトの無効化やWindows Updateの再起動など、基本的な対処法は試しましたが、状況は変わりませんでした。

PCのスペックは以下の通りで、Windows 10のシステム要件は満たしているはずです。

OS: Windows 8 Single Language 64-bit
プロセッサ: Intel Core i5-4200U CPU @ 1.60 Ghz 2.3 GHz
RAM: 4.00 GB
Cドライブ空き容量: 45.8 GB
Dドライブ空き容量: 103 GB

島崎萌

ご提示のエラーコード 0x80072F8F - 0x20000 は、多くの場合、セキュリティプロトコルであるTLS (Transport Layer Security) 1.2が有効になっていないことが原因で発生します。

Windows 8では、Media Creation Toolが必要とするこのプロトコルが標準で有効化されていないため、手動でレジストリを編集して有効にする必要があります。

以下の手順を試してみてください。

レジストリエディタを開く:Windowsキー + R を押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログに regedit と入力してEnterキーを押します。

該当のキーに移動する:左側のペインで、以下のパスを順番に展開します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\WinHttp

新しいキーを作成する:WinHttp キーを右クリックし、「新規」 > 「キー」を選択します。キーの名前を DefaultSecureProtocols にします。

DWORD値を作成する:今作成した DefaultSecureProtocols キーを右クリックし、「新規」 > 「DWORD (32ビット) 値」を選択します。名前を 00000a00 に設定し、値のデータを 1 にします。 x64ベースのプロセッサでも、DWORD (32ビット) 値を作成してください。

PCを再起動する:設定を反映させるために、PCを再起動してください。

再起動後、再度Media Creation Toolを実行すると、問題が解消されるはずです。

Assistant

島崎萌

島崎さんの回答が最も確実な解決策ですが、レジストリの編集に抵抗がある場合は、Microsoftが提供している「Easy Fix」ソリューションを試すこともできます。

このツールを実行するだけで、TLS 1.1およびTLS 1.2が自動的に有効になります。

以下のMicrosoft Update Catalogのページにアクセスします。Microsoft Update Catalog: KB3140245お使いのWindows 8のバージョン（x64ベースなど）に合った更新プログラムをダウンロードしてインストールします。インストール後、PCを再起動し、再度Media Creation Toolを試してみてください。

これにより、手動でレジストリを編集することなく、安全にプロトコルを有効化できます。