ボリュームの縮小が制限される最も一般的な原因は、パーティションの中間に「移動できないファイル」が存在することです。 これには、ページングファイル(pagefile.sys
)、休止状態ファイル(hiberfil.sys
)、システムの復元ポイント、その他のシステムファイルが含まれます。
これらの問題を解決し、ボリュームを希望のサイズに縮小するための一般的な手順は以下の通りです。
各種キャッシュと復元ポイントの削除ディスククリーンアップツールを実行して、一時ファイルや古い復元ポイントを削除します。休止状態の無効化管理者権限でコマンドプロンプトを開き、powercfg.exe /hibernate off
を実行して休止状態を無効にし、hiberfil.sys
を削除します。ページングファイルの一時的な無効化システムのプロパティからページングファイルを一時的に「なし」に設定し、PCを再起動します。ボリューム縮小後、設定を元に戻すことを忘れないでください。デフラグの実行「ドライブのデフラグと最適化」ツールを実行して、ファイルの断片化を解消し、空き領域をまとめます。 Windows回復環境(WinRE)から操作する上記の手順でも解決しない場合、Windows回復環境やWindowsインストールUSBから起動し、diskpart
コマンドを使って縮小するのが最も効果的です。 OSが起動していない状態なので、ファイルのロックが解除され、スムーズに縮小できます。これらの手順を試すことで、安全にパーティションを縮小できる可能性が高まります。