たぐち 個人で使用しているWindows 11 Proにて、特定のレジストリキーのアクセス許可を「Everyone」に対して「拒否」に設定しました。対象のキーは以下の通りです。[HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Colors]この設定を元に戻し、再度編集できるようにロックを解除するには、どのような手順を踏めばよいでしょうか?
まつした ご質問の状況は、「Everyone」に対してアクセス許可を「拒否」に設定したため、通常の管理者権限では変更できなくなっている状態です。このロックを解除するには、キーの所有者であるSYSTEM権限でレジストリエディタを起動し、アクセス許可を再設定する必要があります。具体的な手順は以下の通りです。PsToolsのダウンロード:Microsoftの公式サイトからPsToolsをダウンロードします。これはPsExecを含むコマンドラインツールのセットです。https://learn.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/downloads/psexecPsExecの準備:ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、中のPsExec.exe(またはpsexec64.exe)を、C:\Windows\System32 のようなパスの通ったフォルダにコピーします。コマンドプロンプトの起動:スタートメニューを右クリックし、「ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択して、管理者権限で起動します。SYSTEM権限でレジストリエディタを起動:開いたコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。psexec -i -s regedit.exeアクセス許可の修正:SYSTEM権限でレジストリエディタが起動したら、問題のキー[HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Colors]に移動します。キーを右クリックして「アクセス許可」を選択し、「Everyone」の「拒否」のチェックをすべて外し、適用してください。必要に応じて、元のアクセス許可(例:Usersの読み取り許可など)を再設定します。この手順で、レジストリキーのロックが解除され、再度編集可能になるはずです。
Assistant 補足ですが、レジストリのアクセス許可を変更する際は、「拒否」の設定に特に注意が必要です。「拒否」は他のすべての「許可」設定に優先するため、今回のようにアクセスできなくなる状況に陥りやすいです。今後、特定のユーザーからの書き込みだけを防ぎたい場合は、「拒否」を使わずに、そのユーザーの「フルコントロール」や「書き込み」の許可チェックを外す方法がより安全です。また、レジストリを編集する前には、対象のキーをエクスポートしてバックアップを取ることを強くお勧めします。