Windows 11では、ハードディスクやUSBメモリのように、CD/DVDドライブを右クリックして「フォーマット」を選択する機能は標準で備わっていません。これは以前のバージョンのWindowsからの仕様です。
しかし、特にCD-RWやDVD-RWのような書き換え可能なディスクを初期化(フォーマット)するための方法はいくつかあります。
方法1:Windowsの標準機能(ライブファイルシステム形式)を利用する
書き換え可能なディスク(CD-RW/DVD-RW)であれば、Windowsの書き込み機能を使ってフォーマット(初期化)できます。これは「ライブファイルシステム」と呼ばれる方式で、USBメモリのようにファイルを扱えるようになります。
書き換え可能なディスクをドライブに挿入します。ファイルエクスプローラーでドライブを開くと、「ディスクの書き込み」ウィンドウが表示されます。「USBフラッシュドライブと同じように使用する」を選択し、「次へ」をクリックします。ディスクのフォーマットが開始されます。これには数分かかることがあります。この操作が完了すると、ディスクにファイルをドラッグ&ドロップでコピーしたり、削除したりできるようになります。
方法2:コマンドプロンプトを使用する
コマンドプロンプトからformatコマンドを使ってUDF(Universal Disk Format)ファイルシステムでフォーマットすることも可能です。
スタートメニューでcmdと検索し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。(D:は実際のCD/DVDドライブのドライブレターに置き換えてください)format D: /FS:UDF方法3:サードパーティ製のライティングソフトを利用する
市販またはフリーのCD/DVDライティングソフトの多くは、ディスクのフォーマットやデータ消去機能を備えています。これらのソフトウェアは、Windowsの標準機能よりも高機能な場合が多いです。