平田様の回答は全くその通りです。補足として、技術的な手順とライセンスの考え方について少し詳しく解説します。
Windowsのアップグレードパスは、下位エディションから上位エディションへのインプレースアップグレードが基本です。Home → Pro → Enterprise
という流れは、Microsoftが公式にサポートしている標準的なアップグレードパスです。
重要なのは、各ステップで有効なライセンスを所有していることです。今回の場合、以下の条件を満たしています。
- Home → Pro: 所有している有効なWindows 11 Proのライセンスキーを使用。
- Pro → Enterprise: M365 E3サブスクリプションに含まれるEnterpriseの利用資格を使用。
ご友人が懸念されているのは、おそらくデバイスに紐づけられたOEMライセンスの制約だと思われます。しかし、今回のように別途購入したリテール版のProライセンスや、ボリュームライセンス(M365 E3)を使ってアップグレードする場合は、元のOEMライセンスの種別は関係ありません。
具体的なアップグレード手順は以下の通りです:
HomeからProへのアップグレード:設定 > システム > ライセンス認証
を開きます。「プロダクトキーを変更する」を選択し、お持ちのWindows 11 Proのプロダクトキーを入力すると、Proへのアップグレードが開始されます。ProからEnterpriseへのアップグレード:Proへのアップグレード後、同様のライセンス認証画面で、M365 E3サブスクリプションに紐づく職場アカウントでサインインするか、提供されているEnterprise用のプロダクトキーを入力することでアップグレードが完了します。この手順で問題なくライセンス認証が通り、ご希望の環境を構築できますのでご安心ください。