長年問題なく使えていたLogicool K350ワイヤレスキーボードですが、最近になって頻繁に入力遅延が発生するようになりました。遅延は短い時もあれば、数秒間無反応になることもあります。非常に煩わしく、Windows 11の問題だと思われるのですが、原因の特定に至っていません。
以下に、これまでに試したことをまとめます。
バッテリー切れではありませんか?はい、違います。複数のバッテリー(充電式、非充電式)で試しましたが、状況は変わりませんでした。
電波障害の可能性は?ありません。部屋のレイアウトに変更はなく、キーボードとUSBレシーバーの間に障害物もありません。距離は約3メートルです。
キーボード本体の故障では?私もそう考え、5年ほど使っていたので新しいK350を購入しましたが、同じ症状が発生しました。
Windows 11の問題ではないのでは?そうではないと考えています。Windows 10では全く問題なく動作していました。Windows 11でも最初の数ヶ月は正常でしたが、2〜3ヶ月前から問題が発生し始め、最近になって悪化しています。
Windows 10を使えば良いのでは?それができれば良いのですが、使用しているノートPCがWindows 10に公式対応しておらず、チップセットドライバーやファンコントロールなどが提供されていません。
ファームウェアの更新やドライバーの再インストールは試しましたか?はい。K350には単体のドライバーはなく、SetPointというソフトウェアをインストールしましたが、問題は検出されませんでした。
デバイスの削除と再追加は?はい、Windows 11のクリーンインストールも行いましたが、問題は解決しませんでした。
その他、確認済みの項目:
- デバイスマネージャー上では最新のLogicoolドライバーが読み込まれています。
- Windowsのトラブルシューティングツールでは問題は検出されませんでした。
- 電源モードは「最適なパフォーマンス」に設定し、USBのセレクティブサスペンドは無効にしています。
- Windows Updateは最新の状態です。
- デバイスマネージャーで、電力節約のためにデバイスの電源をオフにするオプションはオフになっています。
短時間(1分程度)キーボードを使用しなかった後や、PCがアイドル状態から復帰した際に問題が発生しやすいことから、Windows 11のUSB電源管理に何か問題があるのではないかと推測しています。Windows 10ではUSBの電源管理を無効にできましたが、Windows 11では同様のオプションが見当たりません。