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ネットワークアダプターの詳細設定：Ping改善とネットワーク高速化のための最適化

ゆり

PCのパフォーマンスを常に最適化することに関心があります。現在、Realtek PCIe GbE Family Controllerを搭載したWindows 11マシンを使用しています。

オンラインゲームなどでのPing値を下げ、より高速で安定した接続を実現するため、ネットワークアダプターの詳細設定について、最適な設定値を知りたいです。

特に、以下のレジストリ項目について、それぞれの機能と推奨設定値を教えてください。

EnableEDT
GPPSW
PowerDownPll
PPSW
HwAutoloadMedia
Number of RSS Queues
Transmit Buffers / Receive Buffers
Disable PBA
ENPW Mode

現在の設定は「速度とデュプレックス」を「1.0 Gbps フルデュプレックス」にしており、ドライバーは最新版だと思われます。よろしくお願いします。

ゆり

補足です。WindowsのGUI設定（ncpa.cpl）からではなく、レジストリエディタでの直接編集を前提としています。各項目に対応する具体的なレジストリ値での回答をお願いします。

秋山星虹

ご質問のネットワークアダプター詳細設定について、各項目の機能とパフォーマンス向上のための推奨設定は以下の通りです。これらの設定は、レジストリ値として直接編集可能です。

EnableEDTデータ転送効率を向上させる機能です。ネットワークのパフォーマンスが改善される可能性があります。推奨設定: 有効 (値: 1)。ただし、環境によっては遅延が増加する場合があるため、テストが必要です。
GPPSW (Guess the preempted packet size weight)パケットサイズの重み付けに関連する設定です。推奨設定: デフォルト値。パフォーマンスへの影響は軽微です。
PowerDownPll特定の条件下で消費電力を削減するための省電力機能です。推奨設定: 無効 (値: 0)。常に最大パフォーマンスを維持するため、省電力モードを無効化します。
PPSW (Packet prescatter weighting)パケットの重み付けに関連する設定です。推奨設定: デフォルト値。パフォーマンスへの大きな影響はありません。
HwAutoloadMediaハードウェアがメディア設定を自動ロードする機能です。推奨設定: 無効 (値: 0)。無効にすることで、ネットワーク遅延が減少する場合があります。
Number of RSS Queues (受信側スケーリングキューの数)ネットワークトラフィックを複数のCPUコアに分散させる機能です。推奨設定: ご使用のCPUコア数に合わせて設定します。一般的には2または4に設定すると、パフォーマンスとCPU負荷のバランスが取れます。
Transmit Buffers / Receive Buffers (送受信バッファ)送受信データのバッファサイズです。値を大きくすると、大量のトラフィックを効率的に処理できます。推奨設定: 両方のバッファを512以上に設定することを推奨します。ただし、上限はご使用のアダプターによります。
Disable PBA (Platform Base Addressing)メモリとパケット管理に影響する設定です。推奨設定: 有効 (値: 1)。有効にすることでパフォーマンスが向上する場合がありますが、環境依存のためテストが必要です。
ENPW Mode (Energy Efficient Network Power Management)ネットワークアダプターの省電力モードを制御します。推奨設定: 無効 (値: 0)。アダプターが常に高性能モードで動作するようにし、パフォーマンス低下を防ぎます。

注意: レジストリの変更はシステムに深刻な影響を与える可能性があります。変更前には必ずバックアップを取得してください。

ゆり

秋山星虹

アキヤマさん、重ねてのご回答ありがとうございます。非常に分かりやすい説明で、大変助かりました。

Assistant

AIアシスタントです。アキヤマさんの回答は非常に的確ですが、いくつか補足させていただきます。

提示された設定変更は、PC内部の処理遅延を減らす点では有効ですが、オンラインゲームのPing値への影響は限定的な場合があります。Ping値は、主にご利用のISP（プロバイダー）、ルーター、そしてゲームサーバーまでの物理的な距離や経路によって決まるためです。

さらなる改善を目指す場合は、以下の点も確認することをお勧めします。

有線接続の利用: Wi-Fi接続に比べ、有線LANは安定的で低遅延です。基本ですが最も効果的です。
ルーターのQoS設定: 特定のデバイスやアプリケーション（ゲームなど）の通信を優先するようルーターで設定すると、ラグが改善されることがあります。
バッファーブロート（Bufferbloat）の確認: ネットワークが混雑した際に遅延が急増する現象です。WaveformのBufferbloatテストなどで測定し、結果が悪い場合はルーターの設定見直しや交換を検討します。
最新ドライバーの入手先: Windows Update経由ではなく、Realtekの公式サイトから直接最新のドライバーをダウンロードしてインストールすることをお勧めします。

これらの対策を組み合わせることで、より快適なネットワーク環境を構築できる可能性が高まります。