ご質問の問題は、Lenovo製PCのBIOSをアップデートする際に、Windows 11のセキュリティ機能「メモリ整合性」が有効になっていることが原因で発生する既知の不具合です。 [2, 3, 4, 5]
これは、BIOSアップデートプログラムが使用するドライバー(TdkLib64.sys)を、Windowsのセキュリティ機能が「脆弱なドライバー」として誤ってブロックしてしまうために起こります。
解決するには、以下の手順で一時的に「メモリ整合性」を無効化してください。
設定画面を開く:Windowsキー + Iを押すか、スタートメニューから「設定」を選択します。Windowsセキュリティへ移動:左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択し、次に「Windows セキュリティ」をクリックします。デバイスセキュリティを開く:「デバイス セキュリティ」の項目をクリックします。コア分離の設定を変更:「コア分離」というセクションの下にある「コア分離の詳細」リンクをクリックします。メモリ整合性をオフにする:「メモリ整合性」のトグルスイッチをオフに切り替えます。この操作の後、PCの再起動を求められますので、再起動してください。再起動後、Lenovo Vantageまたは公式サイトから再度BIOSアップデートを実行すれば、正常に完了するはずです。
重要: BIOSアップデートが正常に完了した後は、PCのセキュリティを維持するため、再度同じ手順で「メモリ整合性」をオンに戻すことを忘れないでください。
また、BitLocker(ドライブ暗号化)を有効にしている場合、予期せぬトラブルを避けるため、作業前に回復キーを準備しておくか、一時的に無効にすることをお勧めします。
参考資料: BIOSのアップデート手順 - Windows - Lenovo Support JP