今週に入ってから、ノートPC(Vostro 7510)がバッテリー駆動時に限り、起動後数分でランダムにブルースクリーン(BSoD)に陥るようになりました。BSoDは一瞬で、エラー内容は「VIDEO_TDR_FAILURE」と表示されていました。
これまでに試した対策は以下の通りです:
- 各種ドライバーの更新
- ハードウェアの診断ツールを実行
- PCメーカーの公式サイトでのアップデートチェック
いずれも最新かつ正常な状態でした。
Windowsのイベントビューアーを確認したところ、Kernel-Powerの重大なエラー(ID 41)の直前に、volmgrエラー(ID 162)が記録されていました。ACアダプター接続時はNVIDIAのグラフィックカードで問題なく動作することから、バッテリー駆動時のIntel内蔵グラフィックスの電力管理に問題があるのではないかと推測しています。
ダンプファイルをWinDbgで解析したところ、以下の結果が得られました。専門家の方、原因究明にご協力いただけないでしょうか。
!analyze -v
の解析結果の一部です:
VIDEO_TDR_FAILURE (116)
Attempt to reset the display driver and recover from timeout failed.
Arguments:
Arg1: ffff95013da6c010, Optional pointer to internal TDR recovery context (TDR_RECOVERY_CONTEXT).
Arg2: fffff8032e516730, The pointer into responsible device driver module (e.g. owner tag).
Arg3: ffffffffc000009a, Optional error code (NTSTATUS) of the last failed operation.
Arg4: 0000000000000004, Optional internal context dependent data.
...
FAILURE_BUCKET_ID: 0x116_IMAGE_nvlddmkm.sys
IMAGE_NAME: nvlddmkm.sys
MODULE_NAME: nvlddmkm
SYMBOL_NAME: nvlddmkm+10f6730
OSNAME: Windows 10
PROCESS_NAME: System
FAILURE_ID_HASH: {c89bfe8c-ed39-f658-ef27-f2898997fdbd}
追記:
自己解決しました。電源プランを「バランス」に設定し、C:\Windows\System32
にあるnvlddmkm.sys
のアクセス許可をフルコントロールに変更したところ、バッテリー駆動でも問題が再発しなくなりました。