サクライ ニキサクライさんの回答を補足させていただきます。
専門的に言うと、OneAuthフォルダーはMicrosoft Authentication Library (MSAL) のような認証ライブラリによって生成されるキャッシュです。主に、アプリケーションがユーザーの認証情報を安全に管理するために使用されます。
主な役割:
認証トークンの保存: Office 365などのアプリケーションにログインすると、サーバーから「アクセストークン」や「リフレッシュトークン」といった資格情報が発行されます。OneAuthフォルダーは、これらのトークンを暗号化して安全にPC内に保存します。
シングルサインオン (SSO) の実現: 一度認証すれば、トークンが有効な期間内は再度のパスワード入力を求められることなく、対応する複数のアプリケーションやサービスをスムーズに利用できます。これがシングルサインオンの仕組みです。
セキュリティ: これらのファイルは、あくまで「認証済みである」という証明書のようなものであり、第三者がこれを利用してPCを遠隔操作したり、ファイルにアクセスしたりする機能を持つものではありません。これは最新の認証システムにおける標準的な動作です。
したがって、このフォルダーの存在は、大学のアカウントを利用するモダンなアプリケーションの正常な動作の一部であり、セキュリティ上の脅威となるものではありません。