このTLS関連のエラーは、以下の方法で解決できる場合があります。
解決策1：インターネットプロパティで古いTLSバージョンを有効にする
Windows 11ではセキュリティ強化のため、古いTLS 1.0および1.1は標準で無効化されています。これを一時的に有効にすることで、問題が解決するか試すことができます。
- タスクバーの検索ボックスで「
inetcpl.cpl」と入力し、開きます。 - 「インターネットのプロパティ」ウィンドウで、「詳細設定」タブに切り替えます。
- 設定リストを下にスクロールし、「TLS 1.0 を使用する」と「TLS 1.1 の使用」のチェックボックスをオンにします。
- 「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
設定を反映させるためにPCを再起動してください。ただし、これらの古いプロトコルは安全ではないため、この方法は一時的な対策としてのみ使用することをお勧めします。
解決策2：レジストリを編集してTLS 1.2を強制する
より安全なTLS 1.2が正しく機能するようにレジストリを構成します。
注意：レジストリの編集はシステムに深刻な影響を与える可能性があります。操作前には必ずレジストリのバックアップを取得し、自己責任で実行してください。
Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力してレジストリエディターを起動します。左側のペインで、以下のパスに移動します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\ProtocolsProtocolsキーを右クリックし、「新規」 > 「キー」を選択し、名前を「TLS 1.2」とします。作成したTLS 1.2キーを右クリックし、「新規」 > 「キー」を選択し、名前を「Client」とします。Clientキーを右クリックし、「新規」 > 「DWORD (32ビット) 値」を選択し、以下の2つの値を作成します。- 名前:
DisabledByDefault, 値のデータ: 0 (ダブルクリックして設定) - 名前:
Enabled, 値のデータ: 1 (ダブルクリックして設定)
設定後、PCを再起動してください。