Windows環境でMicrosoftアカウントを利用している際に、ローカルネットワーク上の他のPCへアクセスしようとすると、資格情報の問題が発生することがよくあります。解決策として、主に2つのアプローチが考えられます。
方法1:ローカルアカウントを使用する(推奨)
最も確実でトラブルが少ない方法は、アクセスされる側(ターゲット)のPCに専用のローカルアカウントを作成することです。そして、アクセスする側からは、そのローカルアカウントの資格情報(ユーザー名
とパスワード
)を使用してサインインします。
方法2:Microsoftアカウントの資格情報を使用する
Microsoftアカウントを使い続けたい場合は、資格情報の入力画面で以下の形式を使用します。
- ユーザー名:
ターゲットPCのコンピューター名\Microsoftアカウントのユーザー名
このユーザー名は、ターゲットPCのコマンドプロンプトで whoami
を実行することで確認できます。 - パスワード: MicrosoftアカウントのパスワードPINコードやWindows Helloの認証ではなく、Microsoftアカウント自体のパスワードを入力する必要があります。
補足:
これらの方法を試しても接続できない場合は、両方のPCで以下の設定をご確認ください。
- ネットワークプロファイルが「プライベート」になっているか。
- Windows Defender ファイアウォールで「ファイルとプリンターの共有」が許可されているか。
- ターゲットPCの共有したいフォルダのアクセス許可設定が正しく構成されているか。