この問題は、特定のWestern DigitalおよびSanDisk製2TB NVMe SSDとWindows 11 24H2アップデートとの間で発生する、広く知られた互換性の問題です。 原因は、OSによるホストメモリバッファ(HMB)の扱いが変更されたことに起因するSSDファームウェアの不具合です。
解決策は、SSDのファームウェアを最新バージョンにアップデートすることです。Windowsが正常に起動しない場合の一般的な手順は以下の通りです。
「セーフモードとネットワーク」で起動する: PCの電源を数回強制的にオンオフすると、Windows回復環境が起動します。そこから「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
と進み、再起動後にキーボードの5
またはF5
を押して「セーフモードとネットワークを有効にする」を選択します。Western Digital Dashboardをダウンロード: セーフモードでインターネットに接続し、Western Digitalの公式サイトから「Western Digital Dashboard」ソフトウェアをダウンロードしてインストールします。ファームウェアを更新: Dashboardを起動すると、対象のSSDに対してファームウェアのアップデートが利用可能であることが表示される場合があります。画面の指示に従ってアップデートを実行してください。詳細な手順は、こちらの日本語ガイドも参考になります: ドスパラ サポートFAQ - ファームウェア更新方法 通常通り再起動: アップデート完了後、PCを再起動すれば問題は解決されているはずです。Microsoftは現在、この問題が確認されているPCに対して24H2アップデートの配信をブロックする措置(セーフガード)を講じていますが、メジャーアップデートを適用する前には、ご自身で主要なハードウェア(特にSSDやマザーボードBIOS)のファームウェアやドライバを最新の状態にしておくことをお勧めします。