ご安心ください。Windowsを再インストールする必要はありません。Windowsに組み込まれているビルトインAdministratorアカウントを使用して解決できます。
この方法は、ユーザーアカウントが標準またはゲストアカウントになってしまい、UAC(ユーザーアカウント制御)のプロンプトで「はい」ボタンが押せなくなった場合に有効です。
以下の手順に従って、アカウントの管理者権限を復元してください。
スタートメニューから電源ボタンをクリックし、Shift
キーを押しながら「再起動」をクリックします。これにより、Windows回復環境(Windows RE)が起動します。Windows REで、トラブルシューティング → 詳細オプション → スタートアップ設定 と進みます。「再起動」ボタンがあればクリックし、PCが再起動したら、スタートアップ設定画面でキーボードの4
キーまたはF4
キーを押してセーフモードを起動します。セーフモードでは、サインイン画面に「Administrator」アカウントが表示されます。このアカウントのパスワードはデフォルトで空(ブランク)ですので、何も入力せずにサインインします。サインイン後、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行して、あなたのユーザーアカウントを管理者グループに追加します。{username}
の部分はご自身のユーザー名に置き換えてください。net localgroup administrators {username} /add
実行例: ユーザー名が「Taro」の場合
net localgroup administrators Taro /add
コマンドが成功したら、PCを通常通り再起動します。ご自身のアカウントでログインし直し、管理者権限が復元されているか確認してください。UACプロンプトで「はい」がクリックできるようになっているはずです。GUIでの別のアプローチ
セーフモードでAdministratorとしてログインした後、コマンドプロンプトの代わりにGUIで操作することも可能です。
Windows
キー + R
キーで「ファイル名を指定して実行」を開き、「control userpasswords2
」と入力して実行します。- ユーザーアカウントの一覧から、ご自身のアカウントを選択し、「プロパティ」をクリックします。
- 「グループメンバーシップ」タブを開き、「管理者」を選択して「OK」をクリックします。
これであなたのアカウントは管理者になります。