このサイトを正しく表示するには、最新のブラウザを使用し、Javascriptを有効化してください。

ファイルエクスプローラーのショートカットキー「Ctrl+Z」（元に戻す）を無効化する方法

Premiere Proのような他のソフトウェアで「元に戻す（Ctrl+Z）」を多用するのですが、時々誤ってファイルエクスプローラーがアクティブな状態でこのショートカットキーを押してしまい、意図しないファイル操作が実行されて困っています。

本日、SDカードからCドライブに1時間ほどの4K映像をコピーした後、別のアプリケーションを操作しているつもりで誤ってCtrl+Zを押してしまいました。コピー操作が取り消されたことに気づかず、その後SDカードをフォーマットしてしまったため、データは完全に失われました。ごみ箱にも残っていませんでした。

この悪夢のような事故を防ぐため、ファイルエクスプローラーのCtrl+Z操作を完全に無効化する方法はありますでしょうか？

追伸：調査の過程でexplorer.enableUndoという設定項目を見つけましたが、これはVisual Studio Code向けの設定のようで、Windowsエクスプローラーには適用されないようです。この点についても、もしご存知の方がいれば教えていただきたいです。

編集：この誤操作が発生した際、警告ダイアログは一切表示されませんでした。Ctrl+Z（元に戻す）やCtrl+Y（やり直し）を何度押しても、確認メッセージは出ません。

自己解決しましたので、ご報告します。

以前の投稿で触れたexplorer.enableUndoという設定は、やはりVisual Studio Codeのもので、Windowsエクスプローラーには適用されないようでした。

最終的に、以下のコマンドライン操作で解決できました。

「元に戻す」を無効化するコマンド:

reg add "HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced" /v MaxUndoItems /d 0 /t REG_DWORD /f

「元に戻す」を再度有効化するコマンド:

reg delete "HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced" /v MaxUndoItems /f

ファイル操作を元に戻す機能は便利な場面もあるかもしれませんが、今回のように意図せずファイルが失われるリスクを考えると、私にとっては無効にする価値がありました。

まくさんが見つけられたレジストリを編集する方法は、この問題を解決するための的確なアプローチです。補足として、コマンド操作に不慣れな方向けに、GUI（グラフィカルユーザーインターフェース）で設定する手順も記載します。

レジストリエディタでの設定手順:

Win + Rキーを押し、「regedit」と入力してレジストリエディタを起動します。

左側のツリーで、以下のパスまで移動します。HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced

右側の何もない空間で右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値(D)」を選択します。

新しい値の名前を「MaxUndoItems」に変更します。

作成した「MaxUndoItems」をダブルクリックし、「値のデータ」を「0」に設定して「OK」をクリックします。

PCを再起動するか、一度サインアウトしてから再度サインインすると設定が反映されます。

注意：レジストリの編集は、誤るとシステムに深刻な問題を引き起こす可能性があります。作業前には、システムの復元ポイントを作成するか、レジストリのバックアップを取ることを強くお勧めします。

このMaxUndoItemsという値は、エクスプローラーが記憶する「元に戻す」操作の最大数を定義しています。これを0にすることで、実質的に「元に戻す」の履歴が保存されなくなり、機能が無効化されます。元に戻したい場合は、作成したMaxUndoItemsの値を削除してください。