ご質問の件、PCとスマートフォンでデータ使用量の表示に大きな差があるとのこと、いくつかの原因が考えられます。
1. Windows 11での「従量制課金接続」設定の再確認すでにご設定済みとのことですが、この設定はバックグラウンドでのデータ通信を抑制する上で最も重要です。念のため、以下の手順で設定が正しく適用されているかご確認ください。
Windows
+ I
キーを押して「設定」アプリを開きます。左のメニューから「ネットワークとインターネット」を選択し、「Wi-Fi」をクリックします。現在接続しているWi-Fiの「プロパティ」を開きます。「従量制課金接続」のトグルスイッチがオンになっていることを確認します。2. バックグラウンドで動作するプロセスユーザーが直接操作していなくても、以下のようなサービスがバックグラウンドでデータを消費している可能性があります。
- OneDriveやGoogle Driveなどのクラウドストレージの同期
- 新しいメッセージをチェックするメールクライアント
- その他、サーバーと定期的に通信するアプリケーション
3. データ使用量の計測・報告タイミングのズレスマートフォン側(通信キャリア)とPC側では、データ使用量を計測し、統計情報を更新するタイミングが異なる場合があります。スマートフォン側はほぼリアルタイムで通信量を反映しますが、PCの統計は更新間隔が長いことがあります。
4. 計測方法の違い(オーバーヘッドなど)デバイス間でデータの計測方法が異なることも一因です。例えば、通信パケットのヘッダー情報、信号不良によるデータ再送信、暗号化といったオーバーヘッド分のデータが、スマートフォン側ではカウントされる一方、PCの基本的な使用量統計には含まれない場合があります。
5. VPNソフトウェアの影響もしPCでVPNを利用している場合、暗号化処理のために実際のデータ量よりも多くのデータ通信が発生します。この追加分がPCの統計には現れず、通信の大元であるスマートフォン側で計測されている可能性があります。