この「REAGENTC.EXE: Windows RE イメージが見つかりません」というエラーは、多くの場合、Windows Update KB5034441 の適用に失敗した後に発生します。このアップデートは回復パーティション(WinRE)の容量不足で失敗することが多く、その手動修復過程で回復イメージ(winre.wim)が失われてしまうのが主な原因です。
最も確実な解決策は、失われた回復イメージを再作成することです。以下に手順をまとめます。
Windows 10 ISOファイルをダウンロードするまず、Microsoftの公式サイトからお使いのWindowsと同じバージョンのISOファイルをダウンロードします。Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード winre.wimファイルを抽出するダウンロードしたISOファイルを右クリックし、「マウント」を選択します。次に、マウントされたドライブ内の sources フォルダを開き、install.wim (または install.esd) ファイルを見つけます。このinstall.wimの中から、7-Zipなどのアーカイバソフトを使ってwinre.wimファイルを探し、PC上のわかりやすい場所（例: デスクトップ）に抽出（コピー）します。winre.wimファイルを配置する抽出したwinre.wimファイルを、C:\Windows\System32\Recovery フォルダにコピー＆ペーストします。Windows REを有効化する管理者としてコマンドプロンプトを開き、reagentc /enableコマンドを実行します。これで回復環境が再度有効になるはずです。状態を確認する最後にreagentc /infoコマンドを実行し、状態が「Enabled」になっていることを確認してください。補足: BitLockerが有効になっているとエラーが出ることがあります（回答6参照）。その場合は、一時的にBitLockerを無効にしてから上記の手順を試してください。