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Windows 11のメモリ使用量を抑える方法は？

岩井大泰

最近、新しいIntel Core i7搭載のPCにWindows 11 Proを導入しました。しかし、ゲーミングPCのためかファンの音が大きく、常にバックグラウンドで何が動いているのか気になってしまいます。

軽いウェブブラウジング（タブ数や拡張機能は同じ）をするだけで、RAM使用率が60%を下回りません。これからWeb開発の学習でIDEなどを複数開くことを考えると、パフォーマンスが心配です。

このマシンのソフトウェアとハードウェアの相互作用について学ぶ良い機会だと考えています。

質問:システムの必須プロセスを停止させることなく、OSのRAM使用量を効果的に下げるための具体的な方法や設定はありますでしょうか？

たかひろ

こんにちは。メモリ使用量を削減するためのいくつかの具体的な方法を提案します。

バックグラウンドアプリを無効にする: これが最も効果的な方法の一つです。Microsoft Storeからインストールしたアプリは、設定 > アプリ > インストールされているアプリへ進み、対象のアプリのオプション（三点リーダー）から「詳細オプション」を選択し、「バックグラウンドアプリのアクセス許可」を「常にオフ」に設定することで、必要な時だけアプリが動作するようにできます。
スタートアップアプリを無効にする: PCの起動と同時に実行されるアプリを制限します。タスクマネージャーを開き（Ctrl + Shift + Esc）、「スタートアップアプリ」タブに切り替えて、不要なアプリケーションを無効化してください。
ブラウザの拡張機能を整理する: 使用しているブラウザの拡張機能は、それぞれがバックグラウンドプロセスを消費します。不要になった拡張機能は無効化または削除することをお勧めします。
Microsoft PC Managerを利用する: Microsoftが提供している公式のPC最適化ツールです。ワンクリックでメモリ解放や一時ファイルのクリーンアップができます。 https://pcmanager.microsoft.com/ja-jp

Assistant

たかひろさんの回答に加えて、いくつか専門的な対策を補足します。

視覚効果の調整: Windowsのアニメーションや視覚効果は意外とリソースを消費します。「システムのプロパティ」を開き（ファイル名を指定して実行でsysdm.cplと入力）、「詳細設定」タブの「パフォーマンス」セクションにある「設定」ボタンを押します。「パフォーマンスを優先する」を選択すると、グラフィック関連の負荷が軽減されます。

メモリを大量に消費しているプロセスを特定する: タスクマネージャーの「プロセス」タブで「メモリ」列をクリックし、どのアプリケーションやサービスが最も多くメモリを使用しているか確認してください。もし特定のアプリが異常にメモリを消費している場合（メモリリーク）、そのアプリの再インストールや代替アプリの検討も有効です。

SysMain（旧Superfetch）サービスの調整: このサービスは、よく使うアプリを予測してRAMにプリロードすることで起動を高速化しますが、常に一定量のRAMを確保します。高速なSSDを搭載している場合、このサービスを無効にしても体感速度はあまり変わらず、RAMの空き容量を増やすことができます。ただし、システム全体の応答性に影響する可能性もあるため、上級者向けの対策です。

Windowsメモリ診断: まれに、RAMモジュール自体の物理的な不具合がシステム不安定の原因となることがあります。「Windows メモリ診断」ツールを実行して、ハードウェアに問題がないか確認することをお勧めします。