Windows 11で休止状態のオプションが表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。以下の解決策を順番にお試しください。
解決策1:コマンドプロンプトで休止状態を強制的に有効にする
これが最も直接的で効果的な方法です。多くの場合、この手順だけで問題が解決します。
スタートメニューを右クリックし、「ターミナル(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
黒い画面が開いたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
powercfg /hibernate on
このコマンドは、システムレベルで休止状態機能を有効にします。エラーが表示されなければ成功です。
解決策2:コントロールパネルから設定を有効にする
コマンド実行後、電源メニューに表示させるための設定です。
検索バーで「コントロールパネル」を検索して開きます。(「設定」アプリとは異なります)
表示方法が「カテゴリ」になっている場合は「システムとセキュリティ」をクリックし、次に「電源オプション」の下にある「電源ボタンの動作の変更」をクリックします。表示方法が「アイコン」の場合は、直接「電源オプション」をクリックし、次に左側の「電源ボタンの動作の選択」をクリックします。
ウィンドウの上部にある「現在利用可能ではない設定を変更します」というリンクをクリックします。(管理者権限が必要です)
下部の「シャットダウン設定」セクションに「休止状態」というチェックボックスが表示されるはずです。これにチェックを入れ、「変更の保存」をクリックします。 [3, 4, 14, 16]
解決策3:ドライバーとBIOSの更新
上記の手順を試してもオプションが表示されない場合、PCのチップセットドライバーや電源管理関連のドライバーに問題がある可能性があります。お使いのPCメーカー(Dell, HP, Lenovoなど)のサポートサイトにアクセスし、お使いのモデル用の最新のBIOSおよびドライバーをインストールしてみてください。
これらの手順により、ほとんどの場合で休止状態が再び利用可能になります。