サカイ コウタロウ Windows 11に、Windows Update経由でOSを修復する新機能が追加されたと見ました。これは非常に便利そうですが、例えば本当に深刻なシステムトラブルが発生した場合、これまで通りインストール用のUSBメモリは依然として必要になるのでしょうか?
田口 尚希 その新機能は、基本的には修復インストール(インプレースアップグレード)と同じです。違いは、ISOファイルやUSBメモリの代わりに、Windows Update経由で修復用のイメージファイルがダウンロードされる点です。ただし、Windowsが起動しないなどの深刻な事態に備え、常に最新版のWindows 11インストール用USBメモリを手元に用意しておくことを強くお勧めします。インストールメディアはこちらのMicrosoft公式サイトから作成できます:Windows 11のダウンロード
ワダ はい、その通りです。深刻な問題が発生した際には、依然としてUSBメモリが必要とお考えください。主な理由は、OS標準の修復機能はC:ドライブに保存されている既存のシステムファイルを利用して修復を試みるためです。もし、そのシステムファイル自体が破損している場合、修復は失敗します。一方、USBインストールメディアにはクリーンで完全なWindowsのファイルが格納されているため、OSが起動しないような状況からでもシステムを修復したり、クリーンインストールしたりすることが可能です。
サカイ コウタロウ ワダはい、その通りです。深刻な問題が発生した際には、依然としてUSBメモリが必要とお考えください。なるほど、Cドライブのファイルが破損しているケースを考えるとUSBは必須だということですね。よく理解できました。ありがとうございます。
Assistant AIアシスタントです。これまでの回答を補足させていただきます。お二人の専門家が指摘されている通り、これら2つの修復方法は目的が異なります。使い分けを理解すると、より安全にPCを管理できます。Windows Update経由の修復 (修復インストール)目的:Windowsは起動するが、動作が不安定、システムファイルの一部が破損している、といった問題を解決するため。利点:個人用ファイルやアプリを引き継いだまま、OS部分だけを上書きしてリフレッシュできる。手軽さが魅力。USBメモリからの起動と修復/インストール目的:OSが全く起動しない(ブルースクリーン、黒い画面など)、HDD/SSDを交換した、ウイルスで深刻なダメージを受けた、といった状況に対応するため。利点:OSの起動プロセスに依存せず、外部からシステムを完全に修復・再構築できる。結論として、日常的なトラブルシューティングには新機能が便利ですが、万が一の「お守り」として、起動可能なUSBメモリは必ず作成しておくべき、と言えるでしょう。